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法話
2021/03/10
絵本法話「いのちのまつり」~つながってる!~

《絵本の内容》
主人公のミズちゃんは心待ちにしていた子犬を愛犬パールが産んだことを喜びました。覗いてみると子犬に紐のような物がついていて、ミズちゃんは不思議に思いました。
お母さんに聞いてみると、へその緒だと分かりました。そしてそのへその緒はミズちゃんが生まれる時もお母さんと繋がっていたことを聞きました。
そして、お母さんはおばあちゃんとへその緒で繋がっていたことも聞きました。不思議だけど、ミズちゃんのいのちもみんなみんなずっと繋がって来たいのちだと知りました。
ミズちゃんは思わず「お母さんありがとう」と抱きつきました。
へその緒を通していのちの繋がりを教えてもらい、大好きなお母さんのことがもっと愛おしく思えたミズちゃんでした。

どのお母さんもみんな命がけで、命を繋いで来られたんですね。
それを思うとすべてのお母さんは本当に素晴らしいです。※もちろんすべてのお父さんもですよ。

『鬼滅の刃』の最終巻で、炭次郎がお墓の前で言います。

「みんなに繋いでもらった命で俺たちは一生懸命生きていきます」

と。

まさに、「つながってる!」。
このわたしの命はご先祖の方々が繋いで下さったものです。その他にも沢山の方々のお陰で今生かされています。
この命を無駄にしないために、何事にも一生懸命に取り組み感謝を忘れず過ごしたいものですね。
お彼岸も近くなりました。
皆さんも、ミズちゃんが感じた命の繋がり、炭次郎のようにお寺やお墓の前で「いのちをありがとうございます。残りの人生一生懸命生きて参ります」と手をあわてみては如何でしょうか。

いのちのまつりシリーズ。
今回は「つながってる!」でした。
サンマーク出版より
作=草場一壽さん 絵=平安座資尚さん

どうぞ1度お手に取ってご覧ください。 【若坊守】