法話
2021/08/10
絵本法話~さるのはし~
《内容》
サルの親子はマンゴーを食べて仲良く暮らしていました。ある日、人間の王様がマンゴーに気づき、探しに来ます。サルに気づいた王様はマンゴーとサルも生捕りにしようとします。母ザルは子ども達を助けようと、対岸の木に掴まり自身の体を橋にして子どもを逃がします。最後の子どもが渡った瞬間に母ザルは川に落ちました。その母ザルの愛情を見た王様は母ザルを川から助けました。マンゴーもサルもそのままにし、王様は2度と取りに来ることはなく、サルの親子は仲良く暮らしました。
「さるのはし」は、サルの親子の深い愛情が書かれたものです。
親は無償の愛を子どもに注いでくれます。両親、祖父母、曾祖父母、ご先祖の一人ひとりが子の幸せを願うように生活し生きてきました。
亡きご先祖は阿弥陀様のお手伝いをしながら阿弥陀様と一緒に今もずっと私たちの幸せを願って下さっています。
永い命の流れの中に自分の命があること、命の尊さをあらためて考えるきっかけになる絵本です。
『みんなのおぼん』おはなし◆さるのはし
出版社 すずき出版
まもなくお盆を迎えますね。コロナ禍でなかなか里帰り出来ない方が沢山いらっしゃいますが、電話などで是非親子や家族でお話して欲しいなと思います【若坊守】