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法話
2022/03/10
絵本法話~だいじょうぶだいじょうぶ~

 ≪あらすじ≫
 ちいさなぼくとおじいちゃんはよく家の近くを散歩します。近くだけど、いつも色々な発見があって冒険をしているような楽しさがあります。
 楽しいことと同時に困ったことや恐いことにも出会うようになりました。でもその度におじいちゃんは助けてくれて「だいじょうぶだいじょうぶ」と呟いてくれます。
 その内に恐い経験も乗り越えてぼくは随分大きくなりました。おじいちゃんは随分年を取りました。だから今度はぼくの番です。
 おじいちゃんの手を握り、「だいじょうぶだいじょうぶ」だいじょうぶだよ、おじいちゃん。
 いつも傍にいて「だいじょうぶだいじょうぶ」と寄り添ってくれるおじいちゃん、とても心強いですね。本当にだいじょうぶな気がしてきます。
 きっとおじいちゃんはおじいちゃんのお父さんやお母さん、お祖父さんやお祖母さんからしてもらって嬉しかったことをぼくにしてくれたのでしょう。
 
 私たちは返せるような恩ではない大きな大きな恩をたくさんいただきながら生かされています。その1つ1つ気づき、感謝の日々を送りたいものです。そして、そのいただいた「だいじょうぶ」を家族や周りの人に伝えて行きたいものです。

 家族や周りの人はもちろん、「だいじょうぶ」と寄り添うことをずっと伝えて来てくれた大事なご先祖の方々にも感謝を伝えませんか?もうすぐお彼岸です。この絵本を読んだら、ご先祖の方々を縁としてご家庭のお仏壇、お墓、お寺にお参りしたいものです。
『だいじょうぶ 
   だいじょうぶ』
作・絵/いとうひろし
発行所/株式会社講談社

 私にはいつも寄り添ってくれる人がいた。日々の忙しさに忘れがちなことを思い出させてくれる、心暖まる絵本です。是非読んでみて下さい。【若坊守】