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法話
2022/07/10
絵本法話~ごきげんななめなおさるさん~

≪あらすじ≫

 おさるのジムはある朝目覚めると何もかもが気に入らないことに気づきます。友人のノーマンがそれを「ごきげんななめ」だと教えてくれます。ジャングルの仲間が気分を変えようと色々提案してくれますが、なかなか気分は良くなりません。
 自身の機嫌の悪さに気づくと仲間にも自分にも悪いことをしたと落ち込むジム。その後、「ごきげんななめ」になったノーマン。今度はジムが心配し、お互いに寄り添い話をすると少しだけ気分が良くなってきたのです。
 ごきげんななめなことに気づかないジム。でもジャングルの皆が気分を変えようと色々な提案をしてくれています。素敵な仲間ですね。
 仲間の1人、ノーマンがジムに「今日はきっと機嫌が悪くなるのに良い日だったんだ」と寄り添ってくれました。
 
 私達にはこのノーマンのように、「機嫌が悪くなることもあるよ」と受け入れてもらって今があります。
 もし、「ごきげんななめ」な子がいたら、ノーマンのように寄り添ったり、温かく見守る気持ちが持てるようになりたいものです。自分がしてもらっているように。
 人には色々な感情がありますが、「ごきげんななめ」な感情との付き合い方を楽しく教えてくれる絵本です。
 
文/スザンヌ・ラング
絵/マックス・ラング
訳/ひさやま たいち
出版社/評論社

ジムの表情にもご注目。是非読んでみて下さい。【若坊守】