掲示板記事詳細

法話
2022/09/20
9月の法話(9/19讀賣新聞の記事)

 昨日の讀賣新聞の記事に、「子が安心できる場」として、『学校・家以外に「居場所」』という内容が掲載されていました。
 記事によると、今、学校でも家庭でもない、子どもの「居場所」づくりが注目されているそうです。記事では、2つの「居場所」が紹介されていましたが、1つ目の「子どもカフェ」は特に興味深いと感じました。
 それは泉佐野市にある「子どもカフェ コッチャ」です。コッチャは今年の4月から月に一回、オープンしています。
 普段は子ども食堂に来ている中学生たちが自分から希望して、始まったとのことです。彼ら自身でメニューを考案し、接客の仕方は、地域の大人を招いて学んだそうです。
 子ども食堂を開いているNPO法人代表の水取博隆さんは、次のようにお話されています。
「子どもたちがわくわくする場があれば、家や学校がしんどい子も含めてみんなを包み込めると思う」
 記事のように、自分たちで決めて、何かに取り組むことで、子どもたちの自信に繋がると思います。学校という環境では、校則など決められた中で、みんなと同じ生活をしなければなりません。それらのことが、ストレスになっている子どもたちも一定数いることでしょう。
 こうした活動が広まり、子どもたちがのびのびと自分を表現できる居場所が増えてゆくことを願ってやみません。称名。【副住職】