法話 2022/10/01 10月の掲示板 鏡は 姿を映し言葉は 心を映す(作者不詳) 普段、私たちは鏡に映った自分の姿を見ています。しかし、それは本当の自分の姿では無いのです。それにも拘らずその姿を見て、一喜一憂している人も多いのではないでしょうか。鏡に映った自分を気にするということは、人からどう見られているかを意識していることになります。 仏様の世界には、美醜という概念は存在しません。私たちも鏡さえ無ければ、自分の美醜を気にする事もなくなり、ありのままの自分でいられます。鏡が姿を映すとは、あくまで外見を映しているに過ぎないということです。 一方で言葉は、心(内面)を映します。ひどい言葉で人を傷つけることもあれば、優しい言葉で喜ばせることもできます。それだけ言葉は大切ということです。 ですから、なるべく優しい言葉や感謝の言葉を使い、お互いに共に笑顔で過ごしたいものですね。称名。【副住職】 戻る