≪あらすじ≫
　ある日突然のかみなり親子の訪問にも関わらず、おじいちゃんは「いいからいいから」と受け入れます。遠慮するかみなり親子をよそにご飯・お風呂でおもてなしをしていきます。そして、かみなり親子が帰りお腹をみると、おへそが無くなっています。それでもおじいちゃんは「いいらからいいから」とおおらかに受け入れるのです。

このおじいちゃんの「いいからいいから」と聞くと
　　・大目に見てくれる
　　・受け入れてくれる
　　・大丈夫だよ
　　・任せてくれていいんだよ
　　・甘えていいんだよ
と言ってくれているように感じます。こんな風に言ってもらえると嬉しいですね。

　これは阿弥陀さまも同じで、いつでも大丈夫だよ、そのままのあなたで良いんだよ、そのままのあなたを救うよ、とはたらきかけ寄り添って下さっています。
　「いいからいいから」は大丈夫と受け入れてくれる温かい言葉です。このおじいちゃんのように、阿弥陀さまのようにおおらかに人に接することが出来ると温かで平和な世界が広がって行くような気がします。心にゆとりを持って、魔法の言葉「いいからいいから」言ってみませんか？？

　絵本『いいから　いいから』
作／長谷川義史
装丁デザイン／広瀬克也
発行／絵本館

　戻ったおへそがおでこに付いたって「いいからいいから」と受け入れるおじいちゃんを見てみませんか？シリーズ５まで出ています。どうぞ読んでみて下さい。【若坊守】