法話
2023/07/20
7月の法話(暑中お見舞い申し上げます)
毎日、暑い日が続いております。ご門徒の中にも熱中症になった方がおられました。お互いに暑さ対策、水分・塩分補給を欠かさないようにしましょう。
私たちは「暑いですね。」と挨拶代わりに毎日申していますが、「暑い」という感覚を感じることが出来ることは、本当は有難いことではないでしょうか。「暑い」と感じるからこそ、楽しめることもあります。つまり、同じ状態にあっても、捉え方次第であるということです。例えば、「生憎の雨の中」という言葉もよく耳にしますが、雨を感じ、楽しむことも出来ます。子供の頃、長靴を履いて水溜りで遊んだ記憶のある方もおられることでしょう。全ては自分の心でどのように受け止めるかだと思います。
あるお寺の掲示板にこんな言葉がありました。
「雨を感じることが出来る人もいれば ただ濡れるだけの人もいる」
これは、ボブ・マリーという方の言葉だそうです。日本は気候の変化がとても多様であると思います。「危険な暑さや危険な雨」と怖がるだけではなく、それらを感じ、楽しむ心の余裕があっても良いのではないでしょうか。称名。【副住職】