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法話
2024/01/10
絵本法話〜はらぺこおおかみのデコとボコ〜

〈あらすじ〉
 りんごを食べているおおかみのデコとボコ。ふと、もっと美味しいものを食べたいと思い、次から次へと目移りして追いかけます。最後に行き着いたご馳走とは…。
 美味しいもの、いっぱいあって目移りしちゃいますね。デコとボコもいっぱい走り回って次から次へと標的が変わります。しかし、最後に行き着いたのはりんごでした。沢山動いた後のりんごは格別だったでしょうね。

 いつもあるもの。それは当たり前のようで当たり前ではありません。その美味しさに気づくのに遠回りしたデコとボコ。私達も同じです。身近なものは当たり前と思い、意識せずに、気づかずに過ごしてしまいがちです。
 りんご1つをとっても、育てる人があり、売る人があり。育てるにも、土、水、日光、肥料が必要です。肥料には動物の排泄物等の恩恵も。多くの多くのおかげさまで私の手元に来てくれるのです。
 きっとデコとボコも感謝しながら食べたことでしょう。
 考えていくと数え切れない程のおかげさまで生かされている私です。遠回りしないと気付けないのも私ですね。そんな私とデコとボコは一緒なのかもしれません。
 クスッと笑いながらも身近なものの大切さを改めて教えてくれる絵本です。

 作・絵/みやにしたつや
 発行所/ひかりのくに株式会社

みんなのお気に入りのおもちゃも同じかも?
それぞれの大切なものや人、事柄等思い浮かべながら読んでみて下さい。【若坊守】