法話
2024/06/10
絵本法話〜じぶんをすきになるおまじない〜
《あらすじ》
もぐらちゃんはいつでも泣いていました。何をしてもうまくいかないのです。そんな時、おばあちゃんが「自分を好きになるおまじない」を教えてくれました。そのおまじないをしてからもぐらちゃんは笑顔で過ごせるようになり、周りのお友達にも教えてあげました。
もぐらちゃんはお友達と遊ぶ約束が出来ました。
自分では頑張って一生懸命にしてるつもりが空回り。何をしても失敗して上手くいかない!そんなことって誰にでもありますよね。
そんな時はもぐらちゃんのように1日の終わりに振り返りが大切かもしれません。自分のことは自分が1番好きでいてあげなくちゃ。
空回っても上手くいかなくても、そんな中でも一生懸命に頑張った自分は凄いのです。
仏説阿弥陀経というお経に「青色青光黄色黄光赤色赤光白色白光」と出てきます。青い花は青い光を放ちどの花もそれぞれ自分の色のまま一生懸命に咲いて輝いています。阿弥陀さまという仏さまは、「そのままのあなたで素敵です、そのままのあなたを救いますよ」といつも寄り添って下さいます。
自分を好きになる方法もとても大事です。もしも、自分を好きになれないとしても、そんな私もすべて承知で慈しみ、いつも大切に見守って下さる阿弥陀さまがおられる。それを思うと有り難く心強く、嬉しいものですね。
みんなみんなそのままで代わりのない、とても大切な存在です。自分も他人も沢山良いところを見つけて大好きに大切に日々過ごしたいですね。
『じぶんをすきになるおまじない』
作/高橋うらら
絵/浜野史
発行所/株式会社大泉書店
もぐらちゃんのように1日の終わりに、
「ありがとう。今日もよく頑張ったね。明日も宜しくね。」
と自分を労わって大事にしてあげたいものですね。
子どもから大人までフワッと心が軽くなる絵本です。どうぞ読んでみて下さいね【若坊守】