法話
2024/10/10
絵本法話〜きみのことがだいすき〜
《あらすじ》
小さなどうぶつたちが暮らす森は、やさしさであふれていました。
「かなしい きもちはね、ふたを しなくて いいんだよ。」
「あなたは、よいこ。なにかを じょうずに できなくても。みんなと 同じように できなくても。」
つらいとき、心細いとき、いつもあなたの心にそっと寄りそってくれる、心温まる絵と言葉がつまったメッセージ絵本です。
読み進めると温かさに思わずホロリとなります。どんな私でも理解しようと寄り添ってくれる家族。
「たくさんまちがえる、きみはすてき。
たくさんしっぱいする、きみはすてき。
いいの いいの。
それが いいの。
たくさん前にすすんでいるよ。」
動物の森には、悲しい時も怒っているときも、そのままのあなたが好きだよと受け止めてくれる家族がたくさんいます。辛いことがあっても受け止めてもらえることによって前にすすめそうですね。
家族はもちろんですが、私たちには絶対にそのままのあなたを救う、と誓って下さった阿弥陀さまがいます。あなたを包み込んでくれる両親や家族ごと包み込んでいつも寄り添ってくださる阿弥陀さまがおられます。寂しくないですね。嬉しい時、悲しい時もいつも一緒ですよ。ご家族・阿弥陀さまからのメッセージだと思って読んでみては如何でしょうか。
入院中に法友からいただいた絵本。体の機能がどんどん落ちてゆく中でとっても勇気づけられた絵本です。
作・絵/いぬいさえこ
発売元/株式会社パイインターナショナル
メッセージを書いて贈ることもできる素敵な絵本です。どうぞ寝る前の読み聞かせに。安心して寝られることでしょう。【若坊守】