法話
2025/02/20
2月の法話(『御堂さん2月号』)
今月の御堂さんに「ズレたらダメですか」という特集で、タレントの小原ブラスさんが記事を書いておられました。ブラスさんは、インターネット上でご自身の意見を発信されているのですが、ある時、一つの投稿が大炎上(批判の嵐にさらされること)したそうです。そのことについて次のように述べておられました。
「(私は)批判するなと言ってるんじゃなくて、批判の意見はあっていいと思う。ただ問題は、直接、相手の視界に入って意見を変えさせようとか、相手が間違っているから罰を与えようみたいなことはいきすぎだと思います。そんな攻撃が直接届いたら、僕はブロック(特定の相手の発信を見えなくすること)します。逃げたと言われても、ぜんぜん逃げますって感じです。」
「でも、やる(批判する)のが正しいと思っているだろうから、それすらも否定しません。ブロックして見えなくするだけです。そういう意味で守ることは必要です。技術的なブロックだけじゃなく、見ても、悩まないように心の中で相手をブロックする。そのように心を鍛え、心の中にも、ブロックする機能が必要だと思います。」
私たちは誰もが自分の物差しを持っています。その物差しによって、「正しい」「間違っている」、善悪などを判断している訳です。それらの物差しは、生きてきた環境によって人それぞれであることは申すまでもありません。人に迷惑をかけてはいけませんが、どんな考えを持とうとそれはその人の自由であると思います。「私はこう思います。あなたはそう考えるのですね。その点は意見が合わないので、離れておきましょう。」これで済む話ではないでしょうか。もし、どうしても人の意見を批判したくなるなら、それは自分の心が枯渇しているからでしょう。そんな時は、お念仏申してみると良いと思います。どうすれば心が満たされ、喜べるのかについて、阿弥陀様が何か教えて下さるはずです。称名。【副住職】