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法話
2025/03/01
3月の掲示板

人生に花が咲こうと咲くまいと

生きていることが花なんだ。

生まれてきたことが花なんだ。

アントニオ猪木
 今月の掲示板は、『お寺の掲示板 諸法無我』の中で紹介されていたアントニオ猪木さんの言葉です。その本の中で、アントニオ猪木の著書に書かれた文章が引用されていました。
「俺は、まず自分が生きていることに感謝したいと思っている。金持ちも貧乏も、見てくれがいい奴も悪い奴も、正直者も噓つきも、ただ生きているだけで本当は価値があるのだ。人間がその時その時を精一杯生きている姿こそが、もっとも美しい花なのである。」(アントニオ猪木『花が咲こうと咲くまいと生きていることが花なんだ』)
 アントニオ猪木さんと言えば、有名なプロレスラーであり、政治家でもありました。晩年は、難病を患いながらも、そのありのままの姿を人々に見せ続けておられたことが今も印象に残っています。「今、ここ、私がもっとも美しい花である」そのことをご自身の姿を通して示された方だったように思います。「生老病死」は四苦と呼ばれますが、それは私たちの物質としての変化の有様です。また、「生死一如」とも言います。ですから、生まれてきたことが花であるならば、死んでいくこともまた花であります。アントニオ猪木さんのように、「今、ここ、私こそが花である」と、お互いにこの時を大切に過ごしていきたいものですね。称名。【副住職】