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法話
2025/05/10
絵本法話〜みんなほんもの〜

《あらすじ》

 誰にだってある子育て中の悩みや疲れ、そんなお母さん方の心を、可愛らしい絵と子育てに役立つ言葉で優しく癒します。
この親と子の心をつなぐ絆シリーズは、「いのちの大切さ」を優しく伝える、お母さんのための絵本です。親子の心をつなぐことを目的に刊行されています。
 この本との出会いは当山院主が研修旅行で立ち寄った相田みつを記念館でのお土産でした。あたたかい言葉の数々。相田みつをさんご自身が子育てする中で感じられたもののようです。

 子育て中のお母さんの心は子どもさんのことでいっぱいですね。色々案じられることでしょう。

 私たちの浄土真宗のご本尊である阿弥陀様のお心は、お母さんと子どもに例えられることがあります。
阿弥陀様はどんな私でも条件を付けることなく、そのままの私に寄り添い救って下さいます。飽きることなく、諦めず見捨てることがありません。
 親と子のこころの絆を繋ぐ絵本ですが、親(阿弥陀様)と子ども(わたし)をしらせてくれる絵本でもあるように感じられます。阿弥陀様はお母さんも子どもさんも丸ごと大きく包みこんでくださいます。どのいのちも代わりのない尊いいのちと教えてくださってます。
 親子(母と子)・親子(阿弥陀様とわたし)と捉えながら読んでみると不安や悩みから解放されたり安心出来たり、また違う見え方もあるかもしれませんね。
書と詩/相田みつを
絵/いわさきちひろ
発行所/ダイヤモンド社

 一緒に読めばお互いの愛情を感じられ、また仏教の味わいも感じられるあたたかい絵本です。相田みつをさんの文といわさきちひろさんの絵にも癒されます。
是非ご覧ください。【若坊守】