法話
2025/08/10
絵本法話〜ご先祖さまからきみへ〜
《あらすじ》
戦争や飢饉の時代を乗り越え、たくさんのご先祖様が「きみ」へとつないでくれた命。一人の命をつなぐために、十代前までさかのぼれば、1024人。二十代前までなら100万人ものご先祖様が存在し「きみ」を見守っていることになる。「ご先祖様の名前を呼んで、手を合わせ、感謝の気持ちを伝えてほしい。きっとご先祖様は喜んで一生懸命「きみ」を愛し、守ってくれているはずから」という著者のメッセージが込められている。命の尊さと、生かされている意味に感謝の気持ちが溢れる珠玉の一冊。
会ったこと見たこと、名前も知らないご先祖は一体どれほどおられるか、考えたことありますか??バラエティ番組で先祖を辿ると何代か前には同じご先祖が⋯実は芸能人同士が遠い親戚でしたと目にしたことがあります。
十代遡れば1024人、二十代遡れば100万人。その100万人の中の1人でも欠けていたら私はうまれていません。それにきっとすれ違っただけの人とも遡れば親戚です。
多くの方、多くのいのちのおかげで今私があるのです。名前を知らないご先祖が多いですが、わからなければ「南無阿弥陀佛」と称えましょう。「南無阿弥陀佛」と共にご先祖様はいつも寄り添って下さっています。
昨今お盆休みは遊びに行くもののように捉えられているような風潮がありますが、いつも自分のことばかり、忘れてばかりの私を見守って下さる阿弥陀さま、ご先祖がおられてこその私です。
人間だからこそ出来ること。先ずはお盆のご縁に御名をよびお礼申したいものです。
『ご先祖さまからきみへ』
作/のぶみ(斉藤信実)
発行所/株式会社東京ニュース通信社
自分もですが、お子さんがおられる方、そのお子さんもご先祖の1人でも欠ければ生まれていない出遇えていない大切ないのちです。
この絵本を読んだら是非一緒に手を合わせていただきたいです。【若坊守】