法話
2025/10/10
絵本法話〜ふわふわとちくちく〜
《あらすじ》
「よかったね」「だいじょうぶ」など、
相手の心が元気になったり、楽しくなったりする「ふわふわことば」
「うるさい」「あっちいって」など、
相手の心が痛くなったり、せつなくなったりする「ちくちくことば」
あなたはどっちを使っていますか?
ふわふわ言葉、ちくちく言葉、わかりやすく教えてくれる絵本です。
優しいふわふわ言葉は心が温かくうれしくなって、反対に角のあるちくちく言葉は悲しくなったり落ち込んだりしますね。
言葉は相手に伝えるとても大切な手段。優しく伝えれば優しく返り、キツく伝えればキツく返って来る鏡のようなものでもあるでしょう。
仏教には「和顔愛語」という教えがあります。穏やかな笑顔で優しい言葉を使い人と接するという意味です。
これは何も持ってなくても出来ることで、無財の七施にも出てきます。お金や物などなくとも施せるものです。穏やかな笑顔と優しい言葉で優しい世界がひろがります。
しかしわかっていても心にゆとりがなければなかなか優しくいられません。言葉を発する時、一呼吸おいてふわふわ言葉を選んで相手の方に届けられるようになりたいですね。
『ふわふわとちくちく』
監修/齋藤孝
絵/河原瑞丸
発行所/株式会社日本図書センター
ふわふわ言葉を選ぶ力が身につく絵本です。
本堂にも置いてます。是非一度手に取ってご覧ください。【若坊守】