法話
2026/03/10
絵本法話〜こころをなくしたかいじゅう〜
《あらすじ》
かいじゅうのオルーガには、こころがありませんでした。仲良しだった親友に裏切られ、傷つけてやろうと怒りをぶつけ、そしていつの間にか親友はいなくなってしまいました。どんなに泣いても元には戻らず、いつの間にかこころを失ってしまったのです。すごく悲しい気持ちが続いたとき。とてもつらいことがあったとき。苦しくて逃げ出したいようなとき。「いっそ、こころなんて無くなればいいのに」って思ったことはありませんか?
これは、悲しみのあまりにこころを無くしてしまったかいじゅうオルーガのお話です。
お友達や家族等の他者に「あんなこと言わなければ良かった」「あの言葉傷つけなかったかな?」など思い悩んだことありませんか?人の心はお天気と一緒ですね。晴れは喜びや楽しみ、風雨は怒りや悲しみに例えられることもあります。ずっと穏やかに晴れ(喜楽)ていて欲しいけど、風雨(怒哀)はすぐにやってくる。でも風雨もなければ自然界では草木も育たず大変なことになります。
人間も同じ。風雨(怒哀)があるから晴れ(喜楽)が感じられ、晴れ(喜楽)があるから風雨(怒哀)が感じられる。時に感情に振り回されてしまうこともあるけれど、どれも大切な天気であり、感情です。
家族や友達は時には寄り添い、時には頑張れと応援してくれるでしょう。
また、どの感情のあなたも素敵で大切な存在だよと、否定せずどんな時でも見放すことなく寄り添ってくださるのが阿弥陀さま。どちらも有難いですね。安心して先ずは、自分の感情を知り受け入れ大切に出来たなら、他者の感情も大切にしたいものですね。
こころってなんだろう? こころで感じる、喜び・怒り・悲しみ・楽しみについて考える絵本
「こころをなくしたかいじゅう」
著者/新井洋行
発行所/株式会社パイインターナショナル
どうぞお手に取ってご覧ください。【若坊守】