お知らせ
2021/07/25
法事のすすめ
「つながりの中で生きている」
人生は思い通りにならないことの連続です。頑張っても報われるとは限らない社会。たくさんの人に囲まれているけれど、誰も私のことを分かってくれないという疎外感。誰にも頼れず自分ですべてを抱え込まなくてはならない孤独感。ましてや昨年からのコロナ感染への不安と親しい人とさえ会うことができない不条理へのいら立ち。
お釈迦さまの「人生は苦なり」の言葉が突き刺さります。
ただお釈迦さまは、思い通りにならない人生を、思い通りにしようとすることを勧められた訳ではありません。
「たとえあなたがどんな状況になったとしても、決して見捨てることなくあなたを支え、ともに生きていきます」と誓われたのが阿弥陀さまです。その誓いはお釈迦さまから親鸞聖人へ。そして私たちの先祖の方がたを通して祖父母や父母に、そして私に届けられています。
お盆の時期は亡き人を偲び、お寺やお仏壇・お墓にお参りをする。それは、亡き人を通して、私にかけられた願い、そして私の生き方を支えてくださる阿弥陀さまに出遇うための時間でもあります。亡き人は阿弥陀さまとともに私の歩みを心配し、精一杯のやさしさで私を包んでくださっているのです。
仏事奨励にかかる広報部会
本願寺HPより抜粋しています。
PDFの内容は本願寺新報の8月1日号にも掲載されます。
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